FC2ブログ
@erekinet
2018/09/12

【 スポットロックが勝手に解除される? 】ミンコタ マグネットセンサーの位置調整

ちょっと問い合わせがありましたので、久々にテクニカルな内容のブログを。
ご存知の方にとっては何てことない内容なのですが、現行のウルトレックスやその前のモデルのフォートレックス、マクサムプロあたりからミンコタのフットコンで採用された、「デジタルマキシマイザー」というコントロール基板があります。
旧マキシマイザーとの一番の違いとしてあるのが、ペダルのON/OFFのモーメンタリースイッチが、マイクロスイッチを使っているか、いないか、という点です。

もちろんデジタルマキシマイザーのモデルには、ミンコタはもちろん、モーターガイドでは現行のX3/5シリーズでも使われているマイクロスイッチというパーツは使われておりません。
マイクロスイッチがないのに、どうやってペダルを踏むとON/OFFを認識しているのかと言いますと、この写真のようなマグネットセンサーが直接コントロール基板上のリレースイッチを制御する仕組みになっています。

fc2blog_20140623193104ea4.jpg

fc2blog_20140623193322b40.jpg


ペダルのモーメンタリースイッチ部のスイッチプレートを踏むと、スイッチプレート裏のマグネットとペダル側のマグネットが近づくことでON。
スイッチプレートを離すとマグネットも離れることになりOFF。

という簡単な仕組みです。


で、お問い合わせいただいたというのはウルトレックスをお使いのお客様で、スポットロックで自動停船状態にあるのに突然スポットロックがOFFになる、というもの。
拝見したわけではないので断言はできませんが、おそらくこのマグネットセンサーの位置不良が原因だと思われます。

スポットロックはとても便利な機能で、好きな位置でペダル部やリモコンのスポットロックボタンを一回押すだけで、その位置をGPSによりメモリーし、操船者が一切のエレキ操作をすることがなくエレキが勝手に位置を保持するような動きをしてくれます。
解除する際も簡単で、スポットロックボタンをもう一回押すか、何らかのペダル操作をするだけですぐに解除されます。

こちらのお問い合わせを頂いたお客様のエレキはおそらく、マグネットセンサーの位置不良が原因となり、スイッチプレートを踏んでいないのにもかかわらず何らかの拍子に微妙にマグネットセンサーが近づいてしまっているという誤認識をエレキがしてしまってスポットロックを解除してしまっているのではないかと思います。

マグネットセンサーはスイッチプレートの方は位置を変えることができませんが、ペダル側は結構かんたんな作りで位置が固定されており、ウルトレックス以前のモデルであっても位置がおかしくなることでスイッチプレートを踏んでいないのに勝手にONになったり、逆にいくらスイッチプレートを踏んでもOFFのまま、ということがよくありました。


踏んでいないのに勝手に動く時がある
踏んでも動作しない時がある
ウルトレックスの場合ならスポットロックが頻繁に勝手に解除される


このような場合はまずこのマグネットセンサーの位置不良を疑ってみてください。
そして、マグネットセンサーの位置の修正のやり方を紹介いたします。


ペダル部の足で踏んでON/OFFする三日月状のスイッチプレート、この下にマグネットセンサーが隠れています。

IMG_0069.jpg


スイッチプレートはツメで一か所、軸になる部分で一か所でペダルに固定されています。
ペダルのつま先側を目いっぱい上げた状態にすることでわかりやすいです。
ドライバーの先がツメの部分になり、ここを指で押さえて上面に押し上げることでスイッチプレートは外せます。

IMG_0071.jpg

IMG_0072.jpg

IMG_0077.jpg

IMG_0085.jpg


スイッチプレートを外すとペダル側のマグネットセンサーが確認できます。
工具の先の4mm径ほどの円形で黒い物がマグネットセンサーになります。

IMG_0100.jpg


マグネットセンサーはマグネットセンサークリップという傘状の部品で保持され、ペダル側へ固定されています。
位置調整を行うにはまずマグネットセンサークリップをペダルから外します。
マグネットセンサークリップはペダル側にパチンと押し込まれて止まっているだけですので、小さめのマイナスドライバーの先などでクリップの外周部をコジりながらペダル裏からクリップの下側を指で押しながら持ち上げます。

IMG_0109.jpg

IMG_0164.jpg




クリップがペダル側から外れるとマグネットセンサーごと持ち上がりますが、マグネットセンサーとコントロール基板を繋ぐ黒いリード2本が繋がってますので、この写真程度までしか持ちあげることはできません。

IMG_0113.jpg


マグネットセンサークリップには縦にスリットが入っており、ここからドライバーの先などでマグネット自体の高さを上げることができます。

IMG_0137.jpg

IMG_0126.jpg

IMG_0157.jpg


高さを下げる時はクリップの上部から押し込むだけです。

IMG_0143.jpg

注意点はマグネットの高さを上げる際、マグネットの下から押す格好になりますが、マグネットの下にあるリード線の根本を傷つけないようにしましょう。
リードが断線しますと機能しなくなります。


勝手にONになる=マグネットが近いですので、マグネットを下げる
踏んでもONにならない=マグネットが遠いですので、マグネットを上げる


これはお分かりですよね。

で、一番肝心なところですが、マグネットセンサーの高さ、どの程度がいいの?てところです。
マグネットセンサークリップの下の段と、マグネットセンサーのトップがツラが合うくらいがベストではないかと思います。
これまで↑の方で出てきた写真の高さがちょうどいいくらいかな?
マグネットなので多少個体差がありますので、この高さを基準に1mm程度ずつ上下させてベストな位置が出るはずです。

おそらく、現状で不具合がある方はこのマグネットの高さが全然合ってないと思いますので、一度調整してみてください。
でも全く不具合なくお使いになれている方はマグネットセンサーの部分は結構デリケートで高さもシビアなのでわざわざこの部分を作業する必要はありませんよ。

ミンコタ モーターガイド純正パーツやその他マリン用品、アクセサリーのオンラインストア
掲載のないパーツ類もたくさん在庫ありますので、ぜひお問い合わせください



スポンサーサイト