修理屋さんの日々の戯言

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センスがない その3

2013.09.01 (Sun)
なんとなく遅い、始めのうちは調子良く回るけど、しばらくすると半分以下のパワーでしか回らなくなる、とのことで修理預りのミンコタマクサムフットコン

梱包から出して作業台の上で、まずはじっくりと観察



モーター部パーツを固定してるスルーボルトが正しい位置にありません、少しずれてます



センターハウジングも同様に回っちゃってます
正しい位置を示すケガキがスゲグから外れたとこにきてます

余談ですが、このケガキ、センターハウジングの上下の目印にもなってます
ケガキがスゲグ側、下側にくるように組みます
上下逆になりますと、動作時、プロップが逆回転になります
DIYで作業される個人ユーザーさんで年に何回かは「モーター分解したら逆回転するよーになった!」と問い合わせ頂くので要注意箇所


で、動作不良の原因として明らかに間違った作業をされていたのがこちら



なぜかブラシ付近、ブラシ自体にも多量のグリスか何かしらのケミカル剤が塗布されてます



ブラシの相手先端子である、コミュテータも表面が汚れ、端子の間の溝も埋まってしまってます

コミュテータが汚れるのはまあ通常でもありますが、グリスか分かりませんが、何かの油脂が付着するとブラシとコミュテータ間の火花で異常燃焼がおき、ブラシやコミュテータの異常摩耗の原因となります
また、コミュテータ間の溝は非常に重要で、溝がゴミや汚れで埋まるとアーマーチュアが回転しません、これはモーターの動作原理の常識です

当たり前ですが、ブラシやコミュテータにはどんなケミカル、グリスは塗布してはなりません
そういった目的のケミカル剤が以前は販売されていましたが、今まだありますかね?きっと消えたのでは?


ついでですが、コミュテータをコミューターと勘違いされてる方も大勢いますね
素人の方、個人の方ならまだ笑ってすませる話ですけど、ショップのブログなんかで書いてるのみると、この程度の知識の人間がお客さんからお金もらって整備、点検してるの?ってこの業界のレベルの低さを心配してしまいます
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